大気汚染の原因となっている二酸化炭素やシックハウス病の原因とされるホルムアルデヒド等を吸着する機能を持っています。
い草の断面写真 |
い草の断面は、スポンジのようになっており、その中に空気がたくさん含まれていますので、羽根布団みたいに適度な温度を保ちます。
い草畳表+ワラ床の6畳間では、約3Lの吸湿能力があるといわれており、乾燥してくると水分を放出してくれるので、自然の湿度調整機と言えます。
畳は弾力性に優れ、発育期のこどものバランス感覚を養うのに効果的だと言われています。
畳表の匂いは、い草本来が持っている「干し草の香り」泥染めの時に使う「染土」がブレンドされたものであり、この香りが嗅覚的にも優しいと言われています。
タイヤを使った実験では、床表面に柔らかい素材を使うほど、衝撃音が吸収されることが分かっており、床に畳を敷くことで音が軽減されます。
【参考資料】
「学習・健康・環境面から見た畳・イグサの機能性 (パワーポイント形式)」
北九州市立大学 国際環境工学部 環境生命工学科 農学博士 森田 洋 准教授(森田研究室)
「健康面からみた畳・イグサの効能(パワーポイント形式)」
北九州市立大学 国際環境工学部 環境生命工学科 農学博士 森田 洋 准教授(森田研究室)